スンジェ・チュン(韓国)

ソウル国立大学で学士を、マンハッタン音楽学校で修士を取得する。
デイビッド・ギルバートの元で指揮、ピエール・シェルヴェの元で電子音楽、チュンギル・キム、ジャンパオロ・ブラカリ、ニルス・ヴェーゲランド、リチャード・ダニエルプールに作曲を学ぶ。

彼の作品は、ガウデアムス・ミュージック・ウィーク(1996年オランダ)、朝日アートフェスティヴァル(2004年東京)2004年のACLフェスティヴァル(イスラエル)、2005年のISCM世界音楽の日々(ザグレブ/クロアチア)などで演奏された他、トンヨン国際音楽祭、TIMFアンサンブル、VECM(現代音楽ヴォーカルアンサンブル)、韓国ピアノデュオ協会、ソウルトゥッティアンサンブル、マエストリ、アンサンブルエクラなどから作品を委嘱される。

現在、祥明大学の作曲&ニューメディア科の教授でACL韓国の会長である。

The Wells of Silence沈黙の井戸)

題名は1960年代にサイモン&ガーファンクルが歌った「サウンド・オブ・サイレンス」の歌詞からとった。タイトルも示唆する。ように、うたは皮肉の象徴で溢れている。それらが語るのはひとびとのあいだのコミュニケーションの不可能性だ。創作のはじめに、閉鎖された状況でくりかえされる音を、そう、沈黙の井戸に反響する音を想像した。

そしてその想像上の音が、楽曲の基本素材となった。それから、こだまする井戸のさまざまな効果音といろいろなアイディアがぼくの頭の中で混ざり合って、音の形をもって鳴り響いた。