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菅野 由弘

東京藝術大学院修了。「弦楽四重奏曲」がモナコ・プランス・ピエール作曲賞(1979)。「アウラ」でイタリア放送協会賞(2002)、日本文化藝術財団「創造する伝統賞」(2012)受賞。

作品は、国立劇場委嘱の「西行—光の道」、NHK 交響楽団委嘱の「崩壊の神話」、「ピアノの粒子3部作」(CDBIS)、古代祝祭劇「太陽の記憶卑弥呼」。空間電子音楽「星雲光響2021」、NHK大河ドラマ「炎立つ」。

現在早稲田大学表現工学科教授、日本作曲家協議会会長。
航海日誌

古代の航海、記録がはっきりしているものでも、遣隋使が西暦600年から615年まで、遣唐使が630年から894年まで派遣されている。航海の成功率は50%、往復で25%。が、記録にないこれ以前も、大陸との行き来は行われ、どんな航海にも「航海日誌」が書かれていたと想像される。そして、これらの船に乗って尺八、筝、琵琶も入ってきた。そんな事に思いを馳せながら、音楽による「航海日誌」を書いてみた。往復の成功率が25%、それでも人は、海を越えた。