日本の作曲家2022 世の終わりに寄せて-メシアン没後30周年-

第1夜 acoustics の拡張 / 第2夜 acoustics の継承

演奏家プロフィール

 

吉田 誠(クラリネット)

世界でも数少ないクラリネット・ソリスト。15歳からクラリネットを、21歳から森悠子に室内楽を、22歳から小澤征爾、湯浅勇治の各氏のもとで指揮を学ぶ。東京藝術大学入学後、渡仏。文化庁海外新進芸術家派遣員として、()ロームミュージックファンデーションから奨学金を得て、パリ国立高等音楽院及びジュネーヴ国立高等音楽院で学んだ。東京音楽コンクール木管部門1位及び聴衆賞。ソニーミュージックから小菅優氏とデュオによる「ブラームス:クリネット・ソナタ、シューマン:幻想小曲集ほか」(朝日新聞特選盤)を世界リリース。これまでに数多くの国際音楽祭や国内外のオーケストラにソリストとして招かれる他、日欧でリサイタル、室内楽公演を重ねている。「題名のない音楽会」「クラシック倶楽部」等メディア出演も多数。


大崎結真(ピアノ)
東京藝術大学附属高校卒業後、イモラ音楽院、パリ国立高等音楽院大学院、「文化庁新進芸術家海外研修員」としてパリ・エコール・ノルマル音楽院にて研鑽を積む。浜松、ロン=ティボー、ルービンシュタイン国際ピアノコンクールに最年少入賞。更にジュネーヴ、リーズ、ショパン(ファイナリスト)他、主要国際コンクールで入賞を重ねる。国内外のオーケストラと協演の他、演奏会にも多々招かれ出演。音楽雑誌の執筆、TV、ラジオの出演や、コンクールの審査を務めるなど活動の場を広げている。第37回『日本ショパン協会賞』受賞。

 


©TAKUMI JUN

周防亮介(ヴァイオリン)

2016年ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリンコンクール入賞及び審査員特別賞を受賞。2015年、第25回出光音楽賞を受賞。12歳で京都市交響楽団との共演を皮切りに、パリ管弦楽団やNHK交響楽団など、数多くの国内外オーケストラと共演。現在は江副記念リクルート財団奨学生としてメニューイン国際音楽アカデミーにて研鑽を積む。使用楽器はNPO法人イエロー・エンジェルより貸与されている1678年製ニコロ・アマティ。


辻本 玲(チェロ)

東京藝術大学音楽学部器楽科を首席で卒業後シベリウス・アカデミー、ベルン芸術大学に留学。2009年ガスパール・カサド国際チェロ・コンクール第3位入賞(日本人最高位)。2013年齋藤秀雄メモリアル基金賞を受賞。2019年CD『オブリヴィオン』をリリース(「レコード芸術」誌特選盤)。NHK交響楽団首席チェロ奏者を務める。使用楽器はNPO法人イエロー・エンジェルより1730年製作のアントニオ・ストラディヴァリウスを、弓は匿名のコレクターよりTourteを特別に貸与されている。公式サイト http://www.rei-tsujimoto.com