日本の作曲家2022 世の終わりに寄せて-メシアン没後30周年-
第1夜 acoustics の拡張
作曲家プロフィール
室内楽とアクースマティック音楽を中心とした創作のほか、映画・TV、コンサートにおける編曲をしばしば担当。中学校教科書には編曲作品が複数採用されている。
全幕の編曲を担当したオペラ《オルフェオとエウリディーチェ》では三菱UFJ信託音楽賞奨励賞を受賞。
最近の作品・仕事としては、吹奏楽曲『Kicky Game』(WAKO Records)、フルート独奏曲『Bocc』(Daiki sound)、NHK連続テレビ小説『おかえりモネ』(編曲)など。現在、国立音楽大学准教授。
東京藝術大学•大学院、パリ国立高等音楽院にて学ぶ。
文化庁派遣芸術家在外研修員(2005-2006年)。これまでに、東京フィルハーモニー交響楽団、Ensemble Inter Contemporain 等の団体、また優れたソリストたちによって国内外で作品が演奏されている。
自身のプロデュース公演《Les temps croisés》を2009年と2013年に開催。2021年以降、室内アンサンブル作品や演劇作品を制作中。
近年は〈残響を聴くこと〉を創作のテーマとしている。現在、東京藝術大学、国立音楽大学、各非常勤講師。
東京藝術大学院修了。
「弦楽四重奏曲」がモナコ・プランス・ピエール作曲賞(1979)。
「アウラ」でイタリア放送協会賞(2002)、日本文化藝術財団「創造する伝統賞」(2012)。
作品は、国立劇場委嘱の「西行—光の道」、NHK交響楽団委嘱の「崩壊の神話」、「ピアノの粒子3部作」(CD=BIS社)、古代祝祭劇「太陽の記憶—卑弥呼」。プリペアード・ピアノとトーイ・ピアノのための「猫はしばしば箱に潜る」、NHK大河ドラマ「炎立つ」。
現在早稲田大学表現工学科教授、日本作曲家協議会会長 。
東京藝術大学作曲科および同大学院修了。並行して桐朋学園大学などで指揮を学ぶ。その後、文化庁新進芸術家海外研修制度、ロームミュージックファンデーションなどから給費を得てパリに滞在、ヨーロッパ各地で活動。パリ国立高等音楽院作曲科第一、第二課程、IRCAM作曲・コンピュータ音楽課程をすべて首席で入学および修了。
作品は、器楽や声楽、電子音楽、インスタレーションなど多岐にわたり、指揮、電子音響技術、コンピュータ音楽システム構築なども手がける。東京藝術大学、桐朋学園大学、国立音楽大学、北海道教育大学などで講師を務める。
ベルリン、ハンブルクの芸術大学で I・YUN、G・LIGETIの下で作曲を学ぶ。米、スタンフォード大学、ドイツ、ZKM などでアーティスト・イン・レジデンス。
理化学研究所客員主幹研究員(2008-2013)、東京藝術大学先端芸術表現科教授(2000~)。
国立音楽大学にて作曲、コンピュータ音楽を学ぶ。オランダ王立音楽院ソノロジー研究科修士課程修了。東京藝術大学大学院美術研究科後期博士課程修了。
2014年まで科学技術振興機構研究員。現在、株式会社coton最高技術責任者。東京藝術大学、国立音楽大学などで非常勤講師を務める。
ピアノを飯田喬子、作曲を野田暉行に師事。
テルミン奏者三毛子の伴奏者として活動中。1982年から1987年まで、クロスオーバー・バンド、Landscape 主宰。
2016年に「戦争が廊下の奥に立ってゐた-渡辺白泉の句による~トランペット独奏のための」が曽我部清典氏により初演された。その後、新作の発表が断続的に続いており、2022年3月には「心象I~弦楽四重奏のための」が初演された。