第24回JFCアンデパンダン第2夜 池上 敏
第24回JFCアンデパンダン第2夜は2021年5月27日(木)に豊洲シビックセンターホールで開催された。件のコロナ禍の煽りで一年延期を余儀なくされ、更に延期された日程でも緊急事態宣言期間が延長されれば開催が危うい中、何とかウイルス蔓延防止措置期間にに移行し、催し物開催のガイドラインを十全に守ることで何とか実現に至ることが出来た。当夜は開演時刻を午後6時45分に繰り上げ、お客さん始め出演者も入場に際しては手指の消毒、検温を実施、入場者数はホール定員の半分まで、会場内では常時マスクを着用、来場者同士密にならないよう、かつ会話などは極力控えていただき、プレゼントや花束の預かりも無し、作曲者、演奏者との面会等も控えていただく、会場完全撤収は午後9時までに、という相当にタイトな状況であったが、大きな事故も無く終演することが出来た。これも事務局の皆様、スタッフの方々始め、関係の皆様のご尽力によるもの、と出品者の一人として厚く御礼申し上げます。
第2夜は次の六曲が出品、演奏された。原稿文字数の制限もあるので、作曲者、演奏者、作品についての詳細情報は割愛させていただく。詳しくはネットなどでご検索いただきたい。
1. 藤原 嘉文 : Sound Mosaic Ⅳ~チェロ独奏のための [Vlc.寺田達郎]
2. 大谷 千正 : 恵信尼の2つのアリオーソ [M.Sop.細見涼子、Pf.北村昌子]
3. 鈴木 豊乃 : 最後の一羽 [Sop.ステパニュック・オクサーナ、Pf.鈴木豊乃]
4. 村上 和隆 : Une Japonaise dans Paris [Ob.菊池奈緒、Fg.森純一、Pf.阿見真衣子]
5. 池上 敏 : ウォーニング 2019 a,b [Pf.小池ちとせ]
6. 浅香 満 : トランキライザー[Fl.金野紗綾香、Fg.早川志保]
出品自由、審査無し(応募条件に適っているかのチェックはあり、為念)のために、作曲のスタイル、編成、内容など、極めて多様さに満ちており、お客さんは飽きずにいろいろな音楽を楽しんでくれた、と思いたい。拙曲の演奏者に拠れば「アタシの場合だけど、ここ一年で十件くらいのステージが飛びました。だからほぼ一年振りの本番です。」と言って、演奏する事をたいへん楽しみにしておられた。早く普通のコンサートが開催出来るように、聴けるようになってくれる事を切望した一夜でもあった。