山内 雅弘
東京藝術大学大学院音楽研究科作曲専攻修了。
シルクロード管弦楽作曲コンクール入賞、日本交響楽振興財団作曲賞入選、文化庁舞台芸術創作奨励賞、朝日作曲賞を吹奏楽、合唱曲で同時受賞。第2回東京佼成ウインドオーケストラ作曲コンクール第1位、第21回芥川作曲賞受賞。作曲を本間雅夫、北村昭、八村義夫、南弘明、松村禎三、黛敏郎の各氏に師事。
現在、東京学芸大学教授。日本作曲家協議会副会長、日本現代音楽協会理事。
螺旋の記憶Ⅱ~2つのヴィオラのための(改訂初演)
この曲の曲名にはⅡと付いているが、Ⅰは1996年に作曲したフルートとヴァイオリンのための作品である。2つのヴィオラという編成はかなり前から構想していた編成だ。2つのヴィオラは基本的に協調しつつ、DNAの二重螺旋のように絡み合って展開する。2つの楽章に分かれ、第1楽章では第2ヴィオラはC線とG線を半音低く調弦している。昨年6月に開催された個展で初演。今回は2つの楽章の間に間奏を追加した改訂版となる。