水野 みか子

作曲家と⾳楽学の分野で活動。近作はICMC2017、2018、2019、NIME2021、衛武営台湾国⽴芸術センター開館記念演奏会、セントラル愛知交響楽団定演、オーケストラ・プロジェクト2020 等で上演されている。北京中央⾳楽学院,台湾国⽴交通⼤学、ソルボンヌ⼤学、ランス地⽅⾳楽院、IRCAM 等でマスタークラスやワークショップを実施。
⽇本電⼦⾳楽協会会⻑、名古屋市⽴⼤学⼤学院芸術⼯学研究科教授。

眠りと記憶のディアステマ---オーケストラのための《Parva naturalia》より(改訂初演)

「眠りと記憶のディアステマ」は、アリストテレスの『⾃然論』で語られる場所・空虚・空間・運動論にヒントを得て、⼈間の意識の⼀様相に関して作曲した。短い時間で急変化するダイナミクスによって意識の下降を繰り返しながら、記憶の奥世界へと沈み込んでいく。
本作は、管弦楽作品《Parva naturalia》の第⼆楽章を独⽴させ改訂したものであり、今回が改訂初演となる。