門脇 治

1964年、宮城県塩竈市に生まれる。宮城教育大学および同大学院で、作曲を故本間雅夫、吉川和夫の両氏に師事。
平成10年度宮城県芸術選奨新人賞、平成15年度文化庁舞台芸術創作奨励賞入選。国内外で作品を発表している。
日本作曲家協議会、日本現代音楽協会、日本電子音楽協会、宮城県芸術協会各会員。

synaphony

低音から高音に向かって展開するという一つの道筋に沿って、7人の奏者が互いの手の内を探りながら即興的に演奏を進める様子を現しています。ある奏者が発した音やモチーフが他の奏者に伝達され展開し、また刺激を与えて別の要素を誘発したりということを繰り返して進行する様を、脳内神経構造=シナプスに見立てて”synaphony”と名付けています。時には既存の曲のごく一部が何の脈絡もなく引用されたりします。